おいらの生い立ちがついに明かされる日が来た。
ある夜の出来事。下の駐車場でお散歩していたら懐かしい声がした。呼ばれるがままに近づいたら、
昔のおいらの飼い主さん、お向かいのおばあちゃんだ。おばあちゃんたら、おいらの無事を見て相当嬉しかったらしい。
エサを持っておいらに近づいてくる。。。
おいらの帰りを心配して、パパさんが玄関を開けて下を覗き込んだ。おばあちゃんが腰掛けている姿を見て、声をかけた。
おばあちゃんがおいらの生い立ちと境遇を懐かしそうに話始めた。。。
おばあちゃん:「ちーちゃんはうちで飼っていた猫なんですよ。でも、ある時もう1匹の猫をうちに入れたら、出て行っちゃったんですよね。
年齢も年齢だから(12歳?)、無事に過ごしているのか本当に心配していたんですよ。会えてよかったんだけど、
きっとこの子は私の事恨んでいるんでしょう。近づいては来ないですよ。。。」
パパさん:「チビがうちに顔を出すようになったのが春先ですね。すごく人なつっこい性格だったから飼い猫だったんだろうと思いました。
丁度来たときにウイルス性の風邪にかかって、うちで獣医さん呼んで注射してやったんですよ。見ての通り、今は元気にやっていますよ。
今では妻が子供のように可愛がっていますよ。」
おばあちゃん:「そうだったんですか〜。本当にありがとうございます。(涙)」
パパさん:「ぼくもこいつの生い立ちがはっきりして良かったです。一安心ですね。そちらにいない時は多分うちに遊びに来ていますから、どうぞ安心してください。」
おばあちゃん:「本当に幸せで。。。ありがとうございます〜。(泣)(泣)(泣)」
続く・・・
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